2015年12月19日土曜日

ラヴィング・ユー/Loving You



ラヴィング・ユー/Loving You

僕の人生をささげよう
君を愛することだけに
冬、夏、そして春も
君を、君を愛するよ
どこで何をしていようと変わらない
いつも君を愛している、君だけを

もし別の人といるのを見ても
悲しまないで
君にはいつも正直で
そして誠実ているから
僕の愛する人はただ一人
それが誰だか知ってるね
わかっているだろ、いつでも君を
君を愛している

I will spend my whole life through 
Loving you, just loving you 
Winter, Summer, Springtime too 
Loving you, loving you 
Makes no difference where I go or what I may do 
You know that I'll always be loving you, just you 

And, if I'm seen with someone new 
Don't be blue, don't you be blue 
I'll be faithful, I'll be true 
Always true, true to you 
There is only one for me, and you know who 
You know that I'll always be loving you 



ジェリー・リーバーとマイク・ストーラーの作品でエルヴィス・プレスリーが取り上げたものでは、何と言っても「事件」になった<ハウンドドッグ>が有名だが、エルヴィスのオーダーで作ったのは映画「さまよう青春(原題 Loving You)」のテーマ曲 <ラヴィング・ユー>と<ホットドッグ>が初めての楽曲。この後も<監獄ロック><ラブ・ミー><キング・クレオール><ドントまずいぜ><サンタが町に来る>など大傑作を残すことになる。

ジェリー・リーバーとマイク・ストーラーはエルヴィスとの共同作業以外にも<スタンド・バイ・ミー>や<カンザス・シティー>など傑作を残している。その最大の特徴はリズムアンドブルースとポップスの融合にある。エルヴィスの時代を超えて、リヴァプール全盛期の<ラッキーリップス><ラブ・ポーションNO.9>も彼らの作品である。


さて、映画「さまよう青春」について

驚異的なヒットを放ち続けるエルヴィス・プレスリーとハリウッドの大物プロデュサー、ハル・B・ウォリスのコンビ第一作。
世界一の色男を初の色付きフィルムで撮影したエルビス映画となった自伝的な青春映画。
数あるエルビス映画にあって唯一等身大のロックンローラー、エルヴィスを映し出した眩い必見の作品。

孤児院育ちの若者がプロのバンドマンになり、やがてスターダムをのぼっていくストーリー。ロックン・ロールからバラ-ドまでエルヴィスは稀有な才能を爆発させている。特に<ミーンウーマン・ブルース>は圧巻。
M・A・トムスンの原作を、「画家とモデル(1955)」のハーバート・ベイカーとハル・カンターのコンビが脚色、ハル・カンターが監督。

撮影は「純金のキャデラック」のチャールズ・ラング。音楽はW・シャーフ。
エルヴィス・プレスリーを主演にエルヴィス第1回出演作品になる可能性もあったハル・B・ウォリス製作「雨を降らす男」のウェンデル・コーリー、「底抜けびっくり仰天」のリザベス・スコット、新人ドロムス・ハート、さらにエルヴィスのオリジナル・バンドのメンバーも出演している。他にジェームズ・グリアスン、ボール・スミスなどが助演した問題作。




エルヴィス・プレスリー『さまよう青春』のサントラには以下の12曲が収録されている。

1.ミーン・ウーマン・ブルース
2.テディ・ベア
3.ラヴィング・ユー
4.ゴット・ア・ロット・オブ・リヴィング
5.ロンサム・カウボーイ
6.ホット・ドッグ
7.パーティ
8.ブルーベリー・ヒル
9.トゥルー・ラヴ
10.ドント・リーヴ・ミー・ナウ
11.愛していると言ったっけ
12.アイ・ニード・ユー・ソー


このなかでは<パーティ>をポール・マッカートニーにカヴァーしている。



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