2015年12月19日土曜日

ラヴィング・ユー/Loving You



ラヴィング・ユー/Loving You

僕の人生をささげよう
君を愛することだけに
冬、夏、そして春も
君を、君を愛するよ
どこで何をしていようと変わらない
いつも君を愛している、君だけを

もし別の人といるのを見ても
悲しまないで
君にはいつも正直で
そして誠実ているから
僕の愛する人はただ一人
それが誰だか知ってるね
わかっているだろ、いつでも君を
君を愛している

I will spend my whole life through 
Loving you, just loving you 
Winter, Summer, Springtime too 
Loving you, loving you 
Makes no difference where I go or what I may do 
You know that I'll always be loving you, just you 

And, if I'm seen with someone new 
Don't be blue, don't you be blue 
I'll be faithful, I'll be true 
Always true, true to you 
There is only one for me, and you know who 
You know that I'll always be loving you 



ジェリー・リーバーとマイク・ストーラーの作品でエルヴィス・プレスリーが取り上げたものでは、何と言っても「事件」になった<ハウンドドッグ>が有名だが、エルヴィスのオーダーで作ったのは映画「さまよう青春(原題 Loving You)」のテーマ曲 <ラヴィング・ユー>と<ホットドッグ>が初めての楽曲。この後も<監獄ロック><ラブ・ミー><キング・クレオール><ドントまずいぜ><サンタが町に来る>など大傑作を残すことになる。

ジェリー・リーバーとマイク・ストーラーはエルヴィスとの共同作業以外にも<スタンド・バイ・ミー>や<カンザス・シティー>など傑作を残している。その最大の特徴はリズムアンドブルースとポップスの融合にある。エルヴィスの時代を超えて、リヴァプール全盛期の<ラッキーリップス><ラブ・ポーションNO.9>も彼らの作品である。


さて、映画「さまよう青春」について

驚異的なヒットを放ち続けるエルヴィス・プレスリーとハリウッドの大物プロデュサー、ハル・B・ウォリスのコンビ第一作。
世界一の色男を初の色付きフィルムで撮影したエルビス映画となった自伝的な青春映画。
数あるエルビス映画にあって唯一等身大のロックンローラー、エルヴィスを映し出した眩い必見の作品。

孤児院育ちの若者がプロのバンドマンになり、やがてスターダムをのぼっていくストーリー。ロックン・ロールからバラ-ドまでエルヴィスは稀有な才能を爆発させている。特に<ミーンウーマン・ブルース>は圧巻。
M・A・トムスンの原作を、「画家とモデル(1955)」のハーバート・ベイカーとハル・カンターのコンビが脚色、ハル・カンターが監督。

撮影は「純金のキャデラック」のチャールズ・ラング。音楽はW・シャーフ。
エルヴィス・プレスリーを主演にエルヴィス第1回出演作品になる可能性もあったハル・B・ウォリス製作「雨を降らす男」のウェンデル・コーリー、「底抜けびっくり仰天」のリザベス・スコット、新人ドロムス・ハート、さらにエルヴィスのオリジナル・バンドのメンバーも出演している。他にジェームズ・グリアスン、ボール・スミスなどが助演した問題作。




エルヴィス・プレスリー『さまよう青春』のサントラには以下の12曲が収録されている。

1.ミーン・ウーマン・ブルース
2.テディ・ベア
3.ラヴィング・ユー
4.ゴット・ア・ロット・オブ・リヴィング
5.ロンサム・カウボーイ
6.ホット・ドッグ
7.パーティ
8.ブルーベリー・ヒル
9.トゥルー・ラヴ
10.ドント・リーヴ・ミー・ナウ
11.愛していると言ったっけ
12.アイ・ニード・ユー・ソー


このなかでは<パーティ>をポール・マッカートニーにカヴァーしている。



2015年5月22日金曜日

HARD HEADED WOMAN / 冷たい女




HARD HEADED WOMAN/ 冷たい女

・年下の子供は年上の子供が見るものなら何でも見る。
・年上の子供は年下の子供が見るものは見ようとしない。
・女の子は男の子の見るものなら何でも見る。
・男の子は女の子の見るものは見ようとしない。
・よって大多数の支持者をつかむには、十九歳の男性に照準を定めるべし。

エルヴィス現象にはこの条件がすべて揃っていた。


サンレコードから、デビュー間もないエルヴィスのライブを聴くと分かりますが、圧倒的にボーイズが支持しているのが分かります。

やがて女性層に変わります。

現代では男性以上に女性のインパクトが強くなったがいまも大きく変わらない。


入隊中にチャートインした<冷たい女>は、ディキシー仕立ての快調なロックナンバー。
エルヴィスのロック・スピリッツが炸裂した曲だ。

よくこれだけ忙しく口が回るなと感心するほど滑らか淀みなく快走する。
ここではキングの風格が充満している。

エルヴィスにとって映画第4作にあたる、パラマウント映画第2作『闇に響く声』の挿入歌。

パラマウント・スタジオ・オーケストラをバックにニューオリンズ・ジャズ・バンドの中にロック爆弾を投げ込んだようなボーイズ好みの仕上がりは、ブライアン・セッツアーの原風景ともいえる。



頑固な女にお人好しの男の組合せは
この世の始めからトラブルの元なのさ

*そうさ、大昔からずっと変わってない
頑固な女は男の苦労の種なのさ

アダムはイヴにこう言った
「りんごの木の回りをうろつくんじゃないぞ」ってね

*2回くりかえし

サムソンはデリラににこう言った

「その汚らしい手でオレの髪に触れるな」ってね

*くりかえし

イスラエルの王様の話を知ってるかい
性悪のイゼベルをめとるまで楽しく暮らしてた

*くりかえし

オレの彼女は石のように頑固
でもいなくなったらオレは一日中粒くだろう

*くりかえし

頑固な女は男の苦労の種なのさ
ア、ハ、ハ



キース・リチャーズ(ローリング・ストーンズ)が語るように、
当時友人との間で交わした「おい、あれ聴いたか」は
エルヴィスが何者だったのかのすべてを表現している。

歌であることをキープしながら、
縦横無尽に自分の声を楽器のように扱い、
身体を動かす。自然な発露と鋭い感性によってのみ可能となる
計算された感情へのアプローチ。

それは”発明”だ。




エルヴィスの音楽は”ボーイズ”を”ロック小僧”にした音楽だった。

没後25年を過て、なお支持される基本はそこにある。

男の子は女の子の見るものは
見ようとしないというわけにはいかないのだ。

「おんな、こどもに分かってたまるか」と
口走りながら、ボーイズは聴き続ける。

Well a hard headed woman. soft hearted man
Been the cause of trouble ever since the world began

Oh yeah, ever since the world began
A hard headed woman been the thorn in the side of man

Adam told Eve "Listen. here to me
Don't you let me catch, you mess:n 'round that apple tree

*Repeat Twice

Samson told Delilah loud and clear

'Keep your cotton-pickin' fingers out of my curly hair"

Re peat

l heard about a king who was doing swell
Till he started playing with that evil Jezebel

Re peat

l got a woman, a head like a rock I
f she ever went away I'd cry around the clock

Repeat


『ワークス・オブ・エルヴィス』には次のように紹介されています。

1957度のパラマウント映画『闇に響く声』はエルヴィス4作目の作品として同年7月2日に公開されかけたが、そのサウンドトラック・アルバムにさきがけて、まずシングルがリリースされた。クロード・デメトリアスの作詞・作曲による軽快なロックン・ロール。ところで「『闇に響く声』は原題でも分かるようにニューオーリンスが舞台になっていて、サウンドトラックもバックにオーケストラ(パラマウント・スタジオ・オーケストラ)を使ってぐっとニューオーリンズ・スタイルのジヤジーな味わいを見せているが、その展開はこのシングル・ナンバーにも取り入れられている。

ちょうどエルヴイス入隊中のヒット・チューンということになり、R&B/カントリー両チャートでもTOPI00、2位までランクアップし、同年11月にはゴールドレコードに輝いている。



2015年5月16日土曜日

監獄ロック/JAILHOUSE ROCK


監獄ロックJAILHOUSE ROCK

認知症だった母が、診察に来たドクターにこう聞きました。

「教えて。」

なにを教えて欲しいのか、自分には分かりました。
ドクターもそうだったでしょう。
「なにを?」を分からないふりをして聞きました。
母は返事しませんでした。母も分かっていたと思います。

わからないふりをして「大丈夫やで、心配ないからね」と返しましたが、
母は、なにも言いませんでした。

認知症が進む日々での切なくも残酷なやりとりでした。




ジョンレノンは、自分をパロディ化してしまったエルヴィスに近親憎悪的に失望したが、レノン自身が語っているように「エルヴィス以前にはなにもなかった」のだから、エルヴィス自身が新世界を切り開くしかなかった。しかしエルヴィスにはそれだけの野心はなかったし、「エルヴィス以前にはなにもなかった」弊害をエルヴィスは抱えていた。マネジャーのトム・パーカーの存在だ。

トム・パーカーの選択も「悪」とばかりは言えない。実際、誰もが先を読めなかった。パラマウント映画の大プロデューサー、ハル・ウォリスも契約はしたもののどう扱えばいいのか分からなかったし、後日自身のショーのゲストにエルヴィスを迎えたフランク・シナトラさえも「あんなチンピラ、すぐに人気は下がる」と言い放っていた。みんな分からなかった。

後になって、それぞれがそれぞれの立場でいろんなことを語っているが、コロンブスの卵と変わらない。

エルヴィスに野心がなかったことを責めることは過酷すぎる。なにより野心を持たない自由もある。母のために生きること、恋に生きることを責めることを誰もできない。それこそが人はそれぞれに積極的に自己主張(アサーティブ)であることを許されているのだから。これこそがロックンロールの産物であり、恩恵のひとつであり、ジョン・レノンが歌った「イマジン」に通じるものではないのか。「それを言っちゃお終いだよ、レノンさん」なのだ。

結局、エルヴィスもジョン・レノンも、どれほど遠くに行ったように見えても、なんだかんだ言っても、「家族」という束縛から逃げることはできなかった。エルヴィスはなにより家族を愛し、その抑圧から解放されるために、ドラッグやセックスに溺れたとしても、それも「戦いの季節」だったと大目に見てあげればいい。他者に迷惑をかけずに苦しんだのは本人なのだから。

キッチンドリンカーになって早死を選んだグラディスは、自殺にも似ていて、エルヴィスもグラディスに導かれるように同じような選択をした。ジョン・レノンはなぜ愛されながら憎まれたのか。それはジョン自身の父親へのあり方にも似ていて、いかなる成功も個人の胸に宿る孤独に敗れた。

戦いの季節は、それぞれの流儀で敗れることで終わった。

で、自分が言いたいのは、人はみんな死刑囚のようなものだということだ。

不安が人を苦しめるというが、「いつか死ぬ」ということほどはっきりしていることはない。長寿を祝いながら、いつ死刑台に立たされるかわからないまま、毎日孤独と向き合いながら過ごしている。なんとも奇妙な話であるが、いよいと国家予算に反映しなければならなくなってきた。これほど明確なことなのに予算化しないことがクレイジーだったのだ。

オリンピックを控えて「スポーツ庁」を設置することに反対なしで通過したが、それ以上に必要なのは「老人対策庁」だ。介護保険、後見人制度、など老人対策は行われているが、ほとんど机上の空論なのが現実で、使い勝手の悪いさは現実離れしている。

「スポーツ庁」は金儲けにつながるが、「老人対策庁」は儲からないのでアサーティブになれない。いまでは「母の日」の経済効果という始末だ。なんでもバレンタイン、ハロウィンにつぐお金が動くイベントらしい。

こういう話を聞くと、20世紀を代表するアーティストであったエルヴィスやジョン・レノンの葛藤はなんだったのかと寂しく思えるのです。品行方正でなかったけれど、少なくとも彼らは人に優しいアートをめざしたアーティストだったように思うのです。彼らの命と共に失ったのは、「人にやさしいアート」であり、「人にやさしい政治」なのです。

ほんならいきまひょか、<監獄ロック> 人はみんな死刑囚なんやから陽気にいきましょう!




州立刑務所で看守がパーティーを開き
監獄バンドがさっそく演奏を始めた
バンドはノリノリ、雰囲気も最高潮
囚入たちの大合唱が最高にイカしてる

踊ろうぜ、みんな踊ろうぜ
刑務所中のやつらが
監獄ロックに合わせて踊りだす

蜘蛛のマーフィーがサックスでテノールを吹けば
リトル・ジョーイがトロンボーンで対抗さ
イリノイ州出身のドラマーはドラムを叩きまくってた
バンドの連中ときたらみんな過激なやつばかり

*くり返し

囚人47号が3号にこう言った
「この中じゃおまえさんが一番いい男
どうだい、1曲やらないか
俺と監獄ロックを踊ろうぜ」

*くり返し

隅っこじゃ、サッド'サックが石の上に座り
一人でメソメソしてたっけ
看守が言ったよ
「ウジウジするな
相手がいなけりゃイスとでも踊るんだ!」

*くり返し

シフティ・ヘンリーがバッグスにつぶやいた
「今こそ脱獄のいいチャンス」
でもバッグスはすかさずこう言った
「それよりここで楽しもうぜ」

*くり返し

監獄ロックに合わせて踊りだす

×5回でフェード・アウト








2014年9月2日火曜日

ラヴィング・ユー/Loving You




ラヴィング・ユー/Loving You

僕の人生をささげよう
君を愛することだけに
冬、夏、そして春も
君を、君を愛するよ
どこで何をしていようと変わらない
いつも君を愛している、君だけを
もし別の人といるのを見ても
悲しまないで
君にはいつも正直で
そして誠実ているから
僕の愛する人はただ一人
それが誰だか知ってるね
わかっているだろ、いつでも君を
君を愛している




劇中歌(ステージバージョン)

映画「さまよう青春」とほぼ同時にリリースされたサントラ盤。アルバムチャートに11位で初登場し、翌週にはトップになった。いまは情報も店頭の品揃えも速いので、初登場1位も珍しくないが、当時は異例のスピード。



(シングルバージョン)


アルバムには「愛しているって言ったっけ(打ち明けるのが遅かったかい)」「ミーン・ウーマン・ブルース」などロック、バラード、どれも現代のロックミュージシャンに多大な影響を与え続けている傑作が揃っています。

ポール・マッカートニーは、このアルバムから強烈なロックンロール・ナンバー<パーティ>をカバー。エルヴィスとはまた違った味わいのある曲になっています。というか、誰もエルヴィスのようには歌えない。




劇中歌(農園バージョン)











2014年8月14日木曜日

悩まされて/ PARALYZED

悩まされて
PARALYZED


すばらしいジャケットだ。

エルヴィス・プレスリーのRCA第二弾となったアルバムのジャケットだが、このジャケットを見るとブラザーズ・フォーやピーター、ポール&マリーを思い出す。
前作の「エルヴィス・プレスリー登場」とは打って変わって、とてもフォーキーな印象がする。どうしてこんなに変わるのか違和感があるのだが、それでも素晴らしいジャケットだ。

エルヴィス・プレスリーのアルバム「エルヴィス」

第一作はエルヴィス・プレスリーもフルネームだが。第二作となったアルバムからは名字が消えて「エルヴィス」となった。認知された証明だ。

エルヴィスの個性がまぶしいバラード<ラブ・ミー>が光る。バックコーラス、ジョーダネアーズと絡む様が革新的だ。大ヒットとなったのも当然。
   

エコーがうれしいバラード<ファースト・イン・ライン>もいい。60年代エルビス映画からエルヴィス・ワールドに入った身には<ラブ・ミー>よりなじみやすい。


リトル・リチャードの<のっぽのサリー>をメインにしたEP盤で、<ジャスト・ビコーズ><浮世の仕打ち>と併せてよく聴いた。

しかし、このアルバムでは<悩まされて>が一番エルヴィスらしくて好きだ。エルヴィス自身も気に入っていたようだ。

ストレートなロックンロールナンバーで、ポップな軽さがエルヴィスらしい独壇場。
<冷たくしないで><恋にしびれて><心のとどかぬラヴレター><イージー・クエスチョン>など数々の傑作をエルヴィスに提供したオーティス・ブラックウェルの作品。

つまりこの<悩まされて>こそ、このアルバム最大の注目だと断言するに値するほど方向性を示している。


Elvis Presley - Paralyzed


君に見つめられた瞬間
まるで催眠術にかかったみたいに動けながった
背骨まで感じたよ
暖かでスーッとくるなにかを
僕ときたら悩まされて:呆然と立ってただけ

ドキドキしたよ、二入が口づけを交わした時
ゾグゾクしたよ、君が僕の手をとった時
思わず君を腕にとり
カー杯抱きしめたのに
僕ときたら悩まされて呆然と立ってただけ

*幸せ者さ僕は,毎目歌を歌ってる
君と出会ったその日から
僕の人生は楽しいゲーム
朝から晩まで一目中ハッピーさ
あの素晴らしい日を覚えてるかい
この手をとり僕のものになると約束した時を
神父の前で君は誓った
僕は言葉も出なかった
ただ悩まされて呆然と立ちつくしていただけ

*くり返し

ただ悩まされて呆然と立ちつくしていただけ

エルヴィス・プレリーの<悩まされて>を収録したEP盤「陽気にいこうぜ」


本当のところ、呆然と立ち尽くすほど雄弁なことはないし、
アイコンタクトほど確かなこともない。

しかし言葉にしないことほどあてにならないこともない。
男と女は悩ましい。


悩ましさにバラードは似合わない。big happy game ミディアムテンポの快適さが憂鬱から救ってくれる。

<悩まされて>でもジョーダネアーズと弾むような絡みを聴かせる。
月の彼方へ飛んで行きそうな恋心がさらに弾んで嬉しい気持ちを盛り上げる。
とても 幸福な気分にしてくれる。


<悩まされて>は、心が乾いたときに最適の潤いのある歌だ。若々しい伸びのある声が新鮮だ。

エルヴィス・プレスリーのオールド・シェップ

もうこの頃は好きなようにできる状態のエルヴィスだろうが、
その人柄の本質も等身大のエルヴィスのようなのが見えそうで楽しい。

下の同窓会?では少しバラード風に歌っている。
どう歌おうが、エルヴィスがロックンローラーとして輝くのもレッスン積んだ雰囲気のかけらもないところがいい。なんども段取りよくリハーサルしているようなこともない。出会い頭の一発勝負みたいなところがロックンロールっぽくっていい。

そういうのっていまでが希少価値でしょ。アルバム一枚作るのに1年以上かけたりする。
エルヴィスなんて2日ぐらいでさっさとやってしまって、バイバイ。
それでも、きちんと勝負するとことはしてる。
自分のポジショニングもしっかり掌握していて、どこへ向かうかも決めている、


キングは一日にしてならず。



When you looked inio my eyes
l stoad there like I was hypnotized
You sent a feeling fo my spine
A feeling warm and sooath and fine
And all could do was stand there paralyzed

When we kissed ooh what a thrili
You took my hand and ooh baby, what a chill
ll felt like grabbin' you real tight
Squeeze and squeeze with clll my might
All could do was stand there porayzed
 
* Oh yeah, Iucky the rne l'm singin' every day
Ever since the day you came my way
You mode my life far me just one big happy game
I'm gay every morning, at night l'm still the same
Well do you remember that wanderful time
When you held my hand and swore that you'd be mine
Infront of the preacher you said "I do"
l couldn't say a word for thinking of you
All couid da wan stand there pclralyzed
 
* Repeat 
All I could do was stand there paralyzed 
エルヴィス・プレスリーのEP盤 のっぽのサリー

プレゼントはこちらから

エルヴィス・プレスリー「クリスマス・ピース」

クリスマス・ピース ̄キャロル&ゴスペル・バラード 

ディスク: 1
1.ブルー・クリスマス
2.サンタクロースがやって来る
3.ホワイト・クリスマス
4.サンタが彼女を連れて来る
5.クリスマスは我が家で
6.サンタが町に来る
7.ベツレヘムの小さな町で
8.きよしこの夜
9.毎日がクリスマスなら
10.アデステ・フィデレス
11.ファースト・ノエル
12.雪降る聖夜
13.ウィンター・ワンダーランド
14.素晴らしいクリスマス
15.あなたのいないクリスマス
16.故郷のクリスマス
17.クリスマスに帰れたら
18.ひいらぎの葉とクリスマス・ツリー
19.メリー・クリスマス・ベイビー
20.シルヴァー・ベルズ
ディスク: 2
1.谷間の静けさ
2.アイ・ビリーヴ
3.イット・イズ・ノー・シークレット
4.主の御手をわが胸に
5.主のやかたには
6.神様だけが知っている
7.マンション・オーヴァー・ザ・ヒルトップ
8.クライング・イン・ザ・チャペル
9.偉大なるかな神
10.園にて
11.誰もひとりでは立てない所
12.大いなる人
13.神がなければ
14.ウィ・コール・オン・ヒム
15.オンリー・ビリーヴ
16.アメイジング・グレイス
17.夕べの祈り
18.神の手に導かれ
19.淋しき足音(No.2)
20.それが愛でなければ

愛ピのエルヴィス・プレスリー コレクション


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主催 愛ピのエルヴィス.プレスリー コレクション

「エルヴィスについて語りたい」...
そんな欲求不満を一緒に爆発させましょう!

全国主要都市で 「エルヴィスを聴きながらワイワイ飲んで食べる会」を開催します。
イベント内容はシンプル、参加して、大いに飲んで食べて、思い切りエルヴィスを語るだけの自由なスタイル。
もちろんエルヴィス自身の歌声、映像がみなさんを励まします!
(パフォーマーなどのパフォーマンスはありません)特別ゲストはあなたの中のエルヴィスです。
あなたの心に住んでいるエルヴィスを出して挙げましょう!


1. 興味のある方は、 こちらからアンケートにお答えください。
2. アンケートを集計し、エリアごとに準備をします。
3.アンケートにご協力いただいた方を優先にメールをさしあげます。
4.満席になった場合は、その時点で締め切ります。
4.余裕があった場合は、一般に告知します。 
参加する・しないはご連絡メールで、
内容をご確認の上お決めください。


各地での1回の参加者数は、
声が聴こえる、笑顔が見える 10~20名さま前後、
ご予算は3500円前後を予定しています。

まずはアンケートにこちらからお答えください。
またご意見・ご希望などございましたら、 こちらにご記入ください。



世界で一番大切な君に話すこと。

2011年12月23日金曜日

アイ・ビリーヴ/I BE LIEVE





アイ・ビリーヴ/I BE LIEVE


2000万枚は突破したという「エルヴィス・クリスマス・アルバム」

エルヴィス・プレスリーのクリスマス・アルバムと聞いたら、
みなさんは、どのアルバムを真っ先に思い浮かべますか?

それこそが心に一番残っているエルヴィスからのクリスマス・プレゼントということになりますね。
楽しいですね。

是非、一番心に残るアルバムを教えてください。


クリスマス・ソングの最高峰は、なんといってもビング・クロスビーの<ホワイト・クリスマス>に尽きます。
くやしいけれど、エルヴィスも、ここは謙虚に譲って<ブルー・クリスマス>

昔昔、銀河の彼方・・・
音の円盤を売るお店の内部の壁一面に、笑顔のビング・クロスビーの白いアルバムが思い切り並んでいた光景が忘れられません。

コーナーには、エルヴィスのクリスマス・アルバムが、置かれていました。
アルバムもEP盤も同じ表情のエルヴィスで、悲しそうな表情で遠くを見つめているもの。

ものの見事に両極端。表情と色彩のあまりの違いに、この2枚のアルバムは脳裏に焼きつきました。

お金もないので、当時はクリスマスのシーズンしか聴かないようなものと考えて買いませんでしたが・・・。

初めて手にしたクリスマスアルバムは、もちろんエルヴィスですが、ジャケットは、先に書いたものではなく、
「フロリダ万才」のスティール写真が使用されたものでした。

後に紙ジャケCDでリリースされたものと、エルヴィスの写真が入れ替わったものです。
もっともアルバムではなくてEP盤でしたが。


フォレスト・ガンプ」「キャスト・アウェイ 」で、エルヴィスをたっぷり使った監督ロバート・ゼキメス、主演トム・ハンクスのコンビの映画なので、今回もエルヴィス登場を期待したもののですが、「ポーラー・エクスプレス」という映画では、ビング・クロスビーの国民的版<ホワイト・クリスマス>が使用されています。

それはさておき、ポーラー・エクスプレス」ではクリスマスソングに乗って、大事なことを語ります。


ポーラー・エクスプレス

「どこに行くかが問題じゃない。乗ることが大事なんだ。」と心に刻みつける印象的なセリフ。 


あのエルヴィスの大傑作<ミステリー・トレイン>のようにポーラー・エクスプレス(北極特急号)が、雪の中を驀進するのです。

彼方に向かって走り去った<ミステリー・トレイン>は、ゴーストから彼女を奪い返したエルヴィスの奇声と共に凱旋してきますが、行き先も分からずに走るポーラー・エクスプレスの場合は、どうなるのだろう・・・・?

考える脳にいつしか勝手に鳴り響く<ミステリー・トレイン>は絶好調なのです。
サンタが存在すると信じる勇気、目に見えないものを信じる勇気、
それはなにより、自分を信じる勇気。

自分を信じるよりは、まだ他人を信じるほうが簡単かも知れない。
自分を信じることは、ほとんど人にとって、とてもハードなこと。

でも自分を信じる不安、アドレナリンの氾濫を超えて、信じたときに、すでに心に幸福は灯るのでしょう。
クリスマスは勇気と出会う日。

エルヴィスの歌声はないものの、「ポーラー・エクスプレス」のクライマックスには、ボクの頭のなかの<ミステリー・トレイン>は彼方に去り、代わりにエルヴィスの歌う<アイ・ビリーヴが大音量で響いていました。

劇場を出た後も・・・そしていまも、いまも。


<アイ・ビリーヴは、アーヴイン・ドレイク/アーヴイン・グレアム/ジミー・シヤール/アル・ステイルマンの4 人が共作したのスピリチュアルソングですが、スタイルはポピュラー・ソングを踏襲しています。ジェーン・フローマンとフランキー・レインのレコードがそれぞれベスト・セラーになりました。また、R&B フィールドではジェームス・エルモアカミスマッシュ・ヒッ
トさせています。


さらにマへリア・ジャクソン、ロイ・ハミルトン、ペリー・コモ、ルイ・アームストロング、と今ではスタンダード作品として多くのアーテイストがレパートリーにしています。


エルヴィス盤では、ザ・ジヨーダネアーズのコーラスをパックにして、エルヴィス・プレスリーらしい若く伸び伸びした声で切々とドラマチックに展開されます。


心をもっと震わせてもらいたくて、もっともっと過激にヴィブラートしてくれとお願いしたい気分になります。

ゴスペルであろうが、ブルースであろうが、正直言ってどうでもいい。
聴く心はジャンルには、もともとなくて、ひとつしかないのだから、背中押してくれる曲は、自分には全部ロックンロールなのです。<アイ・ビリーヴ>なんて、不信と格闘する身には、「しみるよな、ロックンロールが。」の世界なのです。
エルヴィスは、神への敬虔な気持ちからクリスマス・アルバムの制作に乗り気でなかったと聞きます。

しかし、やると決めたら、迷いを振り切って全編エルヴィス色のロックな雪吹雪。
降り続ける歌声に漂う爽快感こそ、若いエルヴィスの身上。

最初のアルバムには4曲のスピリチュアルな楽曲が挿入されていました。
エルヴィスが真摯に歌った<アイ・ビリーヴ>はそのひとつで入魂の1曲。
堂々たるパフォーマンスは若くして貫禄。
・・・それにしても若い、ピカピカしてますよね。

声の張り、かすれ具合のかすれたところさえがキラキラ、ピカピカして、
ツリーのデコレーションさえ恥ずかしくなるような光ぶり。

一生懸命に真摯に神の心にひざまづくような真面目が切なくなるほどかわいい。
にもかかわらずロックな仕上がりのアルバムには俗に言う良識派から非難の雨嵐。
エルヴィスのロックな吹雪との格闘は、クリスマスを熱くしたでしょうね。

でも、エルヴィスはそんなことを望んでいたはずもなく、きっと寂しい思いをしたはず。

ティム・バートン監督の名作「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」の刹那さが重なる思いです。
そんなときこそ<アイ・ビリーヴ>


・・・エルヴィスは信じます。神を、そしてなにより自分を。
戦う者を笑う人が世の中にはたくさんいるけれど、
エルヴィスのクリスマス・アルバムからは、戦いの鐘が聴こえます。
クリスマス、過ごし方は人さまざまにしても、イブと朝とでワンセット。
暗闇に願い、朝の陽射しが氷の中から希望を見出す。
守るべき者のために、心という名の命を刻んで砕く者が、夜と朝の間に、人を信じる力を作って捧げる。

サンタクロースは寂しいか、サンタクロースは傷ついているか。
子供のためであれ、恋人や妻のためであれ、”君のため”なら氷雪も走る。
サンタも、サンタはサンタであるために戦うのです。

髭で隠した素顔は決して見せないけれど、自分を信じて行動しているのだから
きっと心は白銀に似て晴れやかと信じたい。

もし、エルヴィスが生きていたら、立派な体格のサンタになっていただろうな。
どんなふうに<アイ・ビリーヴ>を歌うのだろうか。楽しいな。思いは冬空を馳せます。

「若いときは、さんざん叩かれたよ。」とつぶやきながら、遺したものより、もっと謙虚に、さらに新しく歌うのだろうなと想像する。

エルヴィスはいつだって新しいからです。
エルヴィスが遺したクリスマス・ソングの数々にあって、「死ぬまでに聴きたい100曲」に、ふさわしいかどうか異論もあるだろう。しかし「キングはキリストだ」と言い放ったキング・オブ・ロックンロール、半世紀の歌声の偉大。

自分を、また他人を信じることの険しさを覚悟の上で、

”降る雨のひとしずくに やがて花が咲くことを信じます”
ヒットチャートを独占した数々のロカバラードとは一線画して、見えないものを、聴こえないものを、「私は信じます」と、歌いきるエルヴィスの歌声に頭を垂れて、クリスマスには信じることから、始めたいと思うのです。

クリスマスは勇気と出会う日・・・・背中を押してくれる、エルヴィスを聴きながら。



2010年5月24日月曜日

監獄ロック


監獄ロック

 1957年・・・この時代、人工衛星が次々に飛んで行った。失敗が飛んで行くような快感が地球と遊んでいた。映画館ではB級モンスター&スペース・ファンタジーがゲンキだった。

 映画『監獄ロック』は、そこに突入した。バカバカしさの素敵をモンスターや空飛ぶ円盤と謳歌するために作られた映画なのだ。ジョニーデップが演じた「エド・ウッド」が作った映画のように、囚人の向こうではモンスターが火星人と円盤叩いて踊っている。

 近所によくわからないお姉さんが住んでいて、その何人か下の妹と同級生だった。その子と遊んでいると、姉さんが自分の部屋に案内して、いいもの聞かせてあげると言った。ボクは音楽という音楽が全部嫌いで全然楽しいとは思えなかったが、そういうので黙って言われるままにしていた。

すると突然、叫んでいるだけとしか思えない声が響いてきた。それがなんであるかを考える前に、このお姉さんは気が狂っていると思った。それがこの世で最初のエルヴィス・プレスりーとの接触だったがそのときそこまで考えことはなかった。しかし余程ショックだったのか、とんでもない代物を納めていた黄色のジャケットを忘れたことがない。

 その後、そのお姉さんはどうなったか知らないが、親子げんかが絶えなかったような記憶がある。多分男関係かなんかでバカバカしくやっていたのだろう。ボクは奇怪な音楽に接することなく育っていったが、悪い音楽という記憶が刷り込まれていた。

 自ら何度も繰り返し聴く<監獄ロック>と、聞かされた衝撃の<監獄ロック>は同じものなのに、違って聞こえるのはどうしてなんだろう。そんなものがこの世にあるなんて知らない立場で聞くことと、分かっていて聴く違いではないものがある。

 基本的にポップスというものは一期一会なのだ。同じ体験はない。後に残されたのは語ることのできるウンチクだけなのだ。しかしポップスはウンチクではない。特にロックンロールという代物は考えて聴くものではなく身体で聴くものだ。だからコンセプトアルバムなんて代物はロクなものではない。3分を越えないシングル盤が正しいのだ。部屋の掃除をしていたら隅っこから出てくる円盤が正しいのだ。

 人間は月に行った。何でもできることを証明した。しかし人間はバカバカしいことに夢中になれる動物であることを忘れたくない。<監獄ロック>は、いつ聴いても、ビー玉のように道端で光りながら微笑んでいる。丸く黄色い笑顔のようだ。


州立刑務所で看守がパーティーを開き
監獄バンドがさっそく演奏を始めた
バンドはノリノリ、雰囲気も最高潮
囚入たちの大合唱が最高にイカしてる

踊ろうぜ、みんな踊ろうぜ
刑務所中のやつらが
監獄ロックに合わせて踊りだす

蜘蛛のマーフィーがサックスでテノールを吹けば
リトル・ジョーイがトロンボーンで対抗さ
イリノイ州出身のドラマーはドラムを叩きまくってた
バンドの連中ときたらみんな過激なやつばかり

*くり返し

囚人47号が3号にこう言った
「この中じゃおまえさんが一番いい男
どうだい、1曲やらないか
俺と監獄ロックを踊ろうぜ」

*くり返し

隅っこじゃ、サッド'サックが石の上に座り
一人でメソメソしてたっけ
看守が言ったよ「ウジウジするな
相手がいなけりゃイスとでも踊るんだ!」

*くり返し

シフティ・ヘンリーがバッグスにつぶやいた
「今こそ脱獄のいいチャンス」
でもバッグスはすかさずこう言った
「それよりここで楽しもうぜ」

*くり返し

監獄ロックに合わせて踊りだす

×5回でフェード・アウト